ご相談者様から比較的多く頂く質問に『変額保険』があります。確かに他の一般的な普通の保険とは中身が違いますので注意が必要です
そこでこの頁では変額保険について出来るだけ簡潔に、しかも分かり易く説明することを念頭にお伝えしていきます
大きな特徴は以下の4点です
●変額保険は、契約者が支払った保険料の一部を保険会社が「特別勘定」で運用します
→ 他の一般的な保険は「一般勘定」での運用です
●特別勘定では株式や債券、為替等様々な商品で運用を行います
→ 証券会社や銀行で販売している投資信託をイメージすると分かり易いと思います
●運用成績による損益は全て契約者の責任になります
→ 運用実績がプラスの場合、保険金や解約返戻金が増加し、運用リスクが顕在化した時は最低保障がない解約返戻金や満期保険金が少なくなる可能性があります
●投資性が高いのは確かですが、あくまでも保険であり保障が必ず付いています。特に死亡保険金は契約時に定めた保険金額より少なくなることはありません。
変額保険の種類
●終身型
文字通り終身です。
運用実績によって保障額が変動します。
解約返戻金には増減がありますが、死亡保険金については契約に定めた保険金額が多くなることはありますが少なくなることはありません
●有期型
保険期間が一定なのが有期保険の特徴です。
運用実績によって保障額が変動します。
契約期間の満期をむかえると、実績に応じた満期保険金が受け取れます。
保険期間中に支払われる死亡保険金については契約時に定めた死亡保険金額より少なくなることはありませんが、満期保険金や解約返戻金には最低保障がないので基本保険金額や払込保険料総額より少なくなることがあります
●年金型
決められた年齢になると、支払った保険料を元に年金を受け取れます。
運用実績によって年金支給額が変動します。
運用実績によって支払った金額よりも多く年金を受け取れる場合もありますが、実績によっては、元本割れ(支払った保険料よりも最終的に受け取れる金額が少なくなってしまうこと)になってしまうことがあります。
ご参考(筆者の意見)
変額保険は運用と保険機能の両方を追求した商品ですが、保険商品である以上その保障に対しては当然コストが必要ですから、運用商品として考えた場合そのコスト分はパフォーマンスに影響することは言うまでもありません。
また、保険と一体とすることで運用の側面からではなく、キャッシュフローの問題により解約のストレスがかかる可能性もあります。
一体型の便利さを重視するのであれば選択肢になりますが、そうでなければ別々に商品を購入することをお勧め致します。
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