新型コロナウイルス対策の結果、主要国のマネーサプライが増え続けている。※日本ではマネーサプライのことをマネーストックと呼んでいますが、主要国の間ではマネーサプライと呼んでいます。従って以下マネーサプライと表現します。
マネーサプライ???っという方が多いと思いますがそれは恐らく当たり前です。このブログではそれも含めて『ちょっと経済のこと、知ってるよ』というレベルまで皆さんを引き上げます。
マネーサプライは簡単にいうと実体経済に流通する貨幣量のことです。そう世の中に出回っているお金の量のことです。
マネーサプライ=お金の量、と覚えてください。
モノの数が一定でお金の量(=マネーサプライ)が増えるとそのモノの値段はどうなると思いますか?
簡単に考えます、イチゴが2つ。マネーサプライが500円だったのが1,000円の増えた場合、イチゴ1つの値段は?
世の中のお金の量が500円、モノがイチゴ2つしかない。
すると、当然イチゴ1つの値段は250円
マネーサプライ増加後は、500円です。
このように実態経済の成長を伴わないマネーサプライの増加はモノの値段を高くする=インフレーション(インフレ)の原因になるのです。
マネーサプライの伸びがインフレ要因になっているのであれば、経済についての影響をより注意深く考えていく必要があります。
なぜなら、それは株価にも為替にも影響するからです。
新型コロナウイルス対策が始まってから、日本のマネーサプライは急激に伸びでいます。

青=M2、赤=M3 出所=日銀
※M2 = 現金通貨+預金通貨+準通貨+CD
お金の量を考える時、その範囲を決める必要があります。
グラフの下に書いたM2やM3がそれに相当しますが、最も多く使われているのがM2です。したがって、お金の量=一般的にはM2と覚えてください。
マネーサプライはあらゆる金融商品=株、為替、金利(債券)の価格に大きな影響を与えます。
マネーサプライが急増している!
でもモノの値段=物価は上がっていない・・・
どこへ???
株と仮想通貨です。
【要らなくなった物アマゾンに売りませんか?】